国土交通省は8月31日、2021年の水害被害額が暫定値で全国で約3700億円となったと発表した。過去10年で8番目の被害額。都道府県別では、佐賀県が最も多く約680億円。次いで、福岡県約520億円、広島県約420億円となっている。
2021年は、8月の大雨(8月7日~9月10日に生じた豪雨及び秋雨前線豪雨)で、佐賀県、福岡県、広島県等の都道府県で、死者13人、家屋の全壊約50棟、半壊約2000棟、床上浸水約4000棟、床下浸水約6000棟等の被害が発生し、水害被害額は約2400億円となった。
また、7月1日からの大雨(6月27日~7月15日に生じた梅雨前線豪雨では、島根県、広島県、静岡県等の都道府県で、死者27人、行方不明者2、家屋の全壊約60棟、半壊約100棟、床上浸水約600棟、床下浸水約3000棟等の被害が発生。水害被害額約830億円となった。
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