アンドパッド(東京都千代田区)は9月1日、土地・建物原価の一元管理によってプロジェクト単位の収支をリアルタイムで可視化する新機能「土地原価管理」を開発したと発表した。同社が運営する「ANDPAD引合粗利管理」のオプション機能として提供する。
開発には、戸建て住宅を中心とした住宅プラットフォーム事業を展開するアールプランナー(名古屋市)が協力した。
「ANDPAD引合粗利管理」は、営業・売上・予算・入金・アフターなどに関するデータを一元管理する基幹システム。入力データは、営業管理、売上管理、粗利管理などさまざまなダッシュボード機能によりリアルタイムで見える化され、経営リスクへの早期対策をサポートする。新機能「土地原価管理」では、プロジェクト単位で土地原価に関する情報管理ができるため、土地と建物を紐づけた原価の統合管理が可能。プロジェクト単位でリアルタイムに収支を可視化できるという。
戸建分譲事業では、土地の仕入れから引き渡しまで長期間にわたりプロジェクト収支の予実管理を行う必要があるが、管理項目が多く土地・建物原価を一元管理できないため、正確な予実管理を行うのは困難だった。同社は新機能によってこうした課題の解決が図れるとしている。
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