国土交通省は8月24日、「人生100年時代を支える住まい環境整備モデル事業」の2022年度第1回公募で、応募があった13事業の中から7事業を選定したと発表した。
同事業は、高齢者や障害者、子育て世帯など誰もが安心して暮らせる住環境の整備を促進するため、「ライフステージに応じて変化する居住ニーズに対応したモデル的な取り組み」を実施する民間事業者等の先導的な事業を支援するもの。①課題設定型②事業者提案型③事業者育成型④支援付き住宅型――の4タイプで公募した。
補助率は建設工事費(建設・取得)1/10、改修工事費2/3、技術の検証費2/3 等。上限額は①②④が3億円/案件、③が500万円/案件。
今回選定された事業は次の通り。
(1)CASA LALA MARINO~母子と社会的養護出身の若者のための住まい~(神奈川県大和市、雪下洋子、タイプ①)
(2)母子家庭や困難な状況に置かれる若年女性への一体型生活支援事業(千葉県市川市、ダイバーシティ工房、タイプ②)
(3)困りごとを抱えている人達のごちゃまぜシェアハウスとその住人たちの仕事づくり、そして地域共生(京都市、山田木工所、タイプ①)
(4)おひとりさま女性のための終活とフレイル予防スタジオ付き集合住宅(ガーデンハウスHAPPY)(宮崎県都城市、ライフサポートセンターHAPPY、タイプ①)
(5)困難を抱える女性が安心して暮らせる六甲ウィメンズハウス事業(神戸市、神戸学生青年センター、タイプ②)
(6)「自立のための3歩の住まい」の標準モデルの構築による高齢者を支える住まいの普及促進(静岡県長泉町、ふじのくに医療城下町推進機構、タイプ③)
(7)「多世代共生型令和の長屋プロジェクト」~おひとりさまの自邸再生~(東京都日野市、こたつ生活介護、タイプ③)
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