樹々匠建設 [静岡県浜松市]
樹々匠建設は、日本一の工務店激戦区とも言われる静岡県浜松市で20年近くも前から高断熱・高気密住宅に熱心に取り組み、「外断熱専門店」として存在感を放ってきた。だが、ある出会いをきっかけにつくる家が大きく変わり、「性能ではなく、住む人が“なんか好き” と思える居心地の良さを追い求めるようになった」と代表の大木剛さんは話す。工務店仲間に刺激を受けながら進化を遂げてきたという大木さんに、この18年間のことを聞いた。
ゼネコンで現場監督をしていた大木さんが、祖父の代から始めた大木工務店に入ったのは2004年のこと。「ちょうど施工図屋として独立しようと考えていた矢先に父に声をかけられ、軽い気持ちで飛び込んだ住宅の世界があまりにも楽しくて。以来、どっぷりとハマってしまいました」。
入社後、最初に取り組んだのは「外断熱」だ。ゼネコン時代に体験した、断熱材でしっかり覆われたマンションの暖かさ・快適さがなぜか頭をよぎり、「戸建てでもやりたい」と考えたのがきっかけだそう。当時はまだ高断熱・高気密に取り組む工務店は珍しかったため・・・
この記事は新建ハウジング8月20日号 8面(2022年8月20日発行)に掲載しています。
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