ナイス(横浜市)と同社グループ会社の菊池建設(横浜市)は8月23日、京都市と内田洋行(東京都中央区)、三井住友信託銀行(東京都千代田区)、京都北山丸太生産共同組合(京都市)、京北銘木生産協同組合(京都市)の5者と、「建築物等における北山杉の利用促進協定」を締結したと発表した。
同協定は、北山杉を建築事業等に積極的に活用し、北山林業の技術・文化の継承や地域振興、持続可能な森林経営に関する相互連携等を図ることを目的に締結。「脱炭素社会の実現に資する等のための建築物等における木材の利用の促進に関する法律」(第15条第1項)に基づいたもので、京都市が推進する「木の文化・森林政策推進本部」の方針・取り組み内容に賛同し、協働による活動等を推進することで、北山林業の発展を図るとともに、カーボンニュートラルおよびSDGsの達成に貢献するとしている。
同社と菊池建設は今後、北山杉の利用促進と新用途開発および新製品開発を実施する。同社が保有する「ナイス京都北山の森」にて立木の製品化を進めるなど、森林資源の活用および価値向上を図るとともに、本格和風住宅の供給に取り組む。また、北山杉の供給体制構築の支援と美林景観の維持について研究・提言を行い、北山杉の保全に努めていくとしている。
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