日建設計(東京都千代田区)はこのほど、同社が企画・プロデュースし、三進金属工業(大阪府泉北郡)が製造・販売する木質ユニット「つな木」シリーズの第2弾「どこでもつな木キット」を販売開始した。
「つな木」は、小径の材木で簡単に組み立て・解体・移設できる木質ユニット。45mm角の一般流通無垢材と専用クランプ、移動用の車輪で構成された基本ユニットは、「全国どこでも誰でも」30分程度で組立可能。同じ部材でデスク、棚、ベンチやプランタなど、さまざまな用途とサイズで活用できる。普段の生活だけでなくイベントや非常時にも、その時に必要な空間をつくりだせるという。
今回発売した「どこでもつな木キット」は、1畳程度の小型ユニットで、会議ブースやポップアップショップなど小さな空間をつくることができる。複数台を組み合わせたり、シートを外したり色を変えることで、使い方や場所にあった自由な空間づくりを実現する。
同キットの販売価格は15万7300円(税込)から。納期は受注後30日。問い合わせは、三進金属工業東京支社建材部(TEL:03-3669-0800)または専用ホームページの問い合わせフォームから。クランプのみの販売も可能。
「つな木」は、同社の木質・木造の開発研究を行うチームNikken Wood Labが、森林保全に欠かせない木材活用の促進を目的に開発し、三進金属工業が商品化した。2021年7月には第1弾として、普段は家具やカフェブースとして使用し、もしもの時は医療用・避難所用のブース空間に組み換えできる「もしもつな木キット」を販売した。
地域の木材とつな木クランプをセットにしたつな木製品の販売開始に向けて、全国の木材関連業者を対象に「地域販売店」への参画を募集中。
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