福井コンピュータアーキテクト(福井県坂井市)は、省エネ設計機能を刷新した3D建築CADシステムの最新版「ARCHITREND ZERO(アーキトレンドゼロ)Ver.9」を9月14日に発売する。
2025年省エネ基準適合義務化を見据えて省エネ設計機能を大幅に強化。新たに、平面図チェック機能に「外皮性能チェック」を追加し、プラン検討の段階で耐震性能と合わせて標準的な建材仕様における外皮性能(UA値や省エネ等級・ZEH・HEAT20基準を満たしているか等)をすばやく確認できるようにした。10月から新設される断熱性能等級6・7にも対応している。
また、オプションの「外皮性能計算プログラム」では、自社仕様や工法に合わせたより詳細な省エネ性能チェックや、申請に必要な各種計算表を自動作成することができる。
このほか、データ共有サービス「ATDrive」を強化。CADデータの共有だけでなく、3Dモデルやパノラマ画像を自社ホームページやSNSに簡単に公開できる機能を追加した。設計・プレゼンデータをクラウド上で効率的に管理・利用し、だれでも閲覧可能なURLを発行することで施主や協力業者とも手軽に共有することができる。
ZERO基本(平面図、天井伏図、屋根伏図、配置図、立面図、ARCHITREND Manager)が税別80万円〜。ATDrive利用には別途月会費が必要。
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