YKKグループが8月10日発表した2022年度第1四半期の連結決算は、売上高が前年同期比14.1%増の2182億円、営業利益は同9.5%増の176億円、経常利益は20.5%増の197億円、純利益は15.0%増の133億円だった。このうち、AP事業の売り上げは前期比11.9%増の1131億円、営業利益は同78.7%減の9億円だった。樹脂窓やアルミ樹脂複合窓が好調で、また北米・中国地域も好調に推移したことから増収となったものの、資材高騰が影響し利益は大きく減少した。
さまざまな窓リフォームのニーズに対応するため、短時間で簡単に窓交換ができる「マドリモ 断熱窓 マンション用」に、「FIX窓」「すべり出し窓」「たてすべり出し窓」「内倒し窓」を追加し、対応窓種を増やした。4月には、外壁の雨垂れ汚れを軽減する高い水切り性能とスリムな意匠性を実現したハンドレールシリーズ「内勾配笠木仕様」のフルリニューアルを行うなど、市場のニーズに応える商品の投入や、製造のコストダウンなども行ってきたが、資材高騰の影響を吸収しきれず営業利益は前年同期比で34億円のマイナスとなった。
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