伊田工務店(兵庫県神戸市)は、同市内にSE構法で建てた木造4階建ての「すぎ歯科クリニックビル」の完成見学会をエヌ・シー・エヌ(東京都港区)との共催により行った。脱炭素化やSDGs、ESG投資の流れが加速し、木造という選択肢が普及する中で、地域のつくり手として工務店のチャンスが広がっている。
同木造ビルは、建て主でもあるすぎ歯科クリニックが、テナントビルとしても運営する。延べ床面積336.85m2で、最高高さ16.05m、軒高15.85m。設計・施工は伊田工務店、構造計算はエヌ・シー・エヌの特建事業部が担当した。4層で実情に即した構造解析ルート2申請であったため、適判不要だった。
建物の中央部は吹き抜けで、それを内包するように・・・
この記事は新建ハウジング8月10日号 5面(2022年8月10日発行)に掲載しています。
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