カイトー商会(北海道釧路市)は、独自の自然換気空調システム「BAQOOL(バクール)システム」を導入した住宅を、東京都内に建設した。北海道の気候を前提とした同システムの性能を、高温多湿な東京の夏で検証し、北海道仕様の空調や住宅を本州で普及させる足がかりをつくる。
バクールシステムは、室内外の温度差を利用し、パッシブ換気と全館空調を同時に実現するシステムだ。取り込んだ外気を床下エアコンで暖めて対流を起こし、住宅内を循環させる。冷房も、同じく空気の対流を利用して、2階の壁掛けエアコンから冷気を住宅全体に循環させる。
同システムを採用した住宅が、関東地方で建つのは初めて。今回は延べ床面積106m2の住宅に・・・
この記事は新建ハウジング8月10日号 8面(2022年8月10日発行)に掲載しています。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。