エコワークス(福岡県福岡市)はこのほど、HEAT20・G2グレードの「住宅システム認証」を取得した。標準的な仕様で、概ねG2の水準を満たすことが認められた。社長の小山貴史さんは「地域工務店でも認証を取得できることを示せた。先導的な工務店が続いて認証を取り、HEAT20の世界観が工務店に広がっていくことを期待する」と話す。
住宅システム認証は、20年先を見据えた日本の高断熱住宅研究会(HEAT20、理事長:坂本雄三・東京大学名誉教授)が今年3月に開始した制度だ。G1、G2、G3のグレードごとに“住宅シナリオ”として定めた、暖房期の室温、暖房室温15℃未満の面積比割合や暖房負荷削減率などの指標を満たす躯体・設備等の仕様を認証する。
戸別認証ではなく、モデルプランでシナリオを満たすかどうかを判断し、認証を取得すれば同一仕様の住宅を、HEAT20の認証住宅と称することができる。同社は、標準仕様に当たる「Pure」(UA値は0.45W/m2K)で、G2グレードの認証を受けた。
開口部は日射取得を重視
認証は、申請者の施工エリアで最も暖房負荷の多い地点を前提とした計算結果を元に行われる。同社は熊本県の鹿北(6地域)で計算した。断熱等の仕様自体は・・・
この記事は新建ハウジング8月10日号 3面(2022年8月10日発行)に掲載しています。
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