VUILD(ヴィルド、神奈川県川崎市)は、コクヨ(大阪市)、小豆島ヘルシーランド(香川県小豆郡土庄町)、スピーディ(東京都港区)、野原ホールディングス(東京都新宿区)、hope for(北海道勇払郡厚真町)および個人投資家を引受先とする第三者割当増資を実施し、約1.4億円の資金調達をしたと発表した。これにより、同社の累計調達総額は約6.4億円となった。
VUILDは、2017年の創業後、デジタルファブリケーション技術を活かした家具の製作や住宅の建築設計事業、米国製3D木材加工機「ShopBot」の輸入販売事業などを展開している。また、全国各地に導入された「ShopBot」をクラウドでつなぎ、家具や住宅のパーツを分散加工できる流通プラットフォーム「EMARF」の提供なども進めている。
「EMARF」事業では、デジタルテクノロジーを用いて設計者のリスキリングをしたいというニーズに応え、学びと実践の場を提供する月額制のサービス「EMARF CONNECT」も提供している。さらに、今年4月からは、デジタルファブリケーション技術を駆使して次世代の住宅供給を目指した、デジタル家づくりプラットフォーム「NESTING」事業を本格的に開始し、住宅建築事業に参入。「NESTING」では、カスタマイズ可能な3種類のテンプレートをリリースしており、デジタルテクノロジーを用いて住宅を素早く簡単に作り出す体験を提供している。
今回の資金調達を契機とし、「EMARF」や「NESTING」などの事業を核として、各出資企業との協業を加速させていく。
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