住信SBIネット銀行(東京都港区)はこのほど、環境配慮型住宅を建築・購入するための住宅ローンの特別優遇金利の提供を開始した。
対象となるのは、TEPCOホームテック(東京都墨田区)が提供する「エネカリ」または東京電力エナジーパートナー(東京都中央区)が提供する「エネカリプラス」を利用して太陽光発電設備を搭載する住宅。住宅ローンの適用金利から、年0.05%引下げとなる。
「エネカリ」は、TEPCOホームテックの太陽光発電システムや蓄電池、エコキュートなど、省エネ・創エネ機器を初期費用ゼロ、月額サービス利用料のみで導入できるエネルギー利用サービス。利用期間中は、機器故障保証や工事保証、自然災害補償が付帯され、24時間365日受付のコールセンターがサポート。利用契約期間が満了した時点で無償譲渡となる。
「エネカリプラス」は、東京電力エナジーパートナーが顧客宅の屋根に、太陽光発電システムや蓄電池などを初期費用無料で設置し、維持管理するサービス。顧客は、太陽光発電システムで発電した電力を、機器設置場所の建物で使用できる。使用した電力に相当する費用は、サービス料に含まれている。余剰電力については、東京電力エナジーパートナーが利用する。
同サービスを利用することで、住宅購入者は、太陽光発電設備設置時の初期費用を削減できるとともに、住宅ローン金利優遇により負担をさらに軽減することができる。
なお、「エネカリ」・「エネカリプラス」に特化した環境配慮型住宅への住宅ローン特別優遇金利は、SDGsの達成に向けた住宅の省エネ化・脱炭素化への取り組みの一環となる。
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