ナック(東京都新宿区)建築コンサルティングカンパニーは、福井コンピュータアーキテクト(福井県坂井市)、ティアラ(静岡県焼津市)、丸守木材(愛知県豊田市)、ARKLET(名古屋市)との業務提携契約を締結し、バーチャル展示場とリアル展示場での集客を目玉とし受注獲得を目指す新商品「Basic Proposal System」などの販売を8月から開始したと発表した。
同商品では、バーチャル・リアル展示場を使った集客・接客サービスを提供。新商品のブランドサイトにバーチャル展示場を設置し SNSなどの広報活動によって、工務店ごとの個別集客数向上につなげることができるという。モデルハウスを施工可能な工務店に直接連絡できるため、より円滑にエンドユーザーへの個別イベントを開催できる。リアル展示場を見学したいというニーズには、同社保有の展示場を活用できるサービスを利用可能。
バーチャル展示場では、幅広い種類の商品全12棟を提供。外壁・屋根の色だけでなく、サッシやドアのデザインまで細かくカスタマイズできるため、エンドユーザーが希望する住宅イメージを提案できる。バーチャル展示場から集客したエンドユーザーとの接客では、丸守木材の「イベント開催ノウハウ」を提供し、エンドユーザーとの関係構築をサポート。ティアラの「資金計画接客ノウハウ」を加えることで、現実的に家を買えるという安心感を与えることができる。
また、手書き感覚で間取りを描ける福井コンピュータアーキテクトの「まどりっち」と同社の住宅プレゼンソフト「Modelio」を連携することで、「まどりっち」で作成したラフプランデータから図面・パースを作成し、エンドユーザーの理想の間取りを作成可能。初期提案から受注契約までのスムーズに商談を進めることができる。
商談内容の分析等を行った結果、「集客」「接客」「プラン作成」が受注獲得の大きなハードルとなっていたことから、同社はオープンイノベーションを通して全4社との業務提携契約を締結。メタバース空間を活用した集客・接客サービス等を含む新商品を提供開始する。
今後も協業体制を構築し、同社がメインターゲットとする地場工務店とエンドユーザーのニーズに合致した商品開発を行うことで、地場建設業界の持続的な発展を目指す。
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