工務店・住宅業界のキーパーソンたちは、今の厳しい市場をどのように見つめ、それを乗り越えていくためにどのようなシナリオを描いているのか。
工務店経営者や住宅産業の各分野の専門家、経営コンサルタント、評論家など、さまざまな立場の方に4つの質問をぶつけ、回答・提言してもらった。自社の置かれている環境と照らし合わせながら多角的に読み解くことで、危機突破のヒントが見えてくるはずだ。
Q1.いま住宅業界が直面する危機とは?
A.
着工数減少・人材難という長期トレンドに加え、木材高騰、住設・建材メーカーの値上げなどの環境変化は、業界に多大な影響を及ぼしている。令和6年4月、時間外労働の上限規制適用も迫っている。変化は市場進化の好機ではあるが、雇用問題・新規参入人材に魅力が示せていない点は業界全体の危機だと感じる。
Q2.危機に対し、すぐにやるべきことは?
A.
既に工務店経営者様は、納材遅延に伴う引き渡し遅延などの短期課題に対処していると見受けする。改めてキャッシュフローの確保、資金調達先の多様化が大切な時。一方、業界が多難な時は「採用」には好機だ。他社が余裕のないうちに、職人さんとの関係を強化し、ロイヤリティを上げる工務店の動きを聞き、すごいなと思っている。……
続きは「工務店のための危機突破読本2022」
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