国土交通省は8月10日、住友林業が東京都内で準耐火建築物として施工中の木造住宅で建築基準法違反が判明したと発表した。大臣認定の仕様と異なる仕様で施工されていたという。同様の疑いがある物件が他に3524件あるという。
具体的には、間仕切り壁の石こうボードの留め付け方法などで、本来ならば下地組に胴縁が必要であるにもかかわらず未施工であったほか、認定の仕様よりも短いビスが留め付けに使われていた。今回、違反が見つかった物件については、改修などが指示済みという。
同様の疑いがある3534件の所在地別の内訳は、東京都が最も多く2036件、ついで神奈川県の408件、大阪府の325件、兵庫県の138件、愛知県の133件など。青森、岩手、秋田、島根、佐賀、宮崎、沖縄を除く40都道府県で施工されているという。
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