永大産業(大阪市)100%出資子会社の永大ベトナム(EVC、ベトナム)の工場敷地内に延床面積約4600m2の新規建屋が完成し、7月27日から運用を開始した。
2012年に操業を開始したEVCは、3種類(シート、挽き板、ムク)のフローリングを生産しているが、生産量の増加やウッドショックの影響により、完成品・原材料のためのスペース確保が課題となっていた。このため、同社が中期経営計画で進める事業継続マネジメント(BCM)強化の観点から、安定した生産体制の強化を図るため、2021年12月に新規建屋の建設に着手していた。投資額は約1億円。主な用途は、完成品、原材料のストックだが、挽き板フローリングの生産ラインの一部を移設する予定。
EVCは、日本国内向けフローリングの生産に加え、2021年4月からはベトナム国内向け製品の生産・販売も行う重要な生産拠点となっている。約6万m2の敷地にはまだ余地があり、今後、既存製品の増産、新製品の生産、現地販売の拡大などの可能性を考慮しながら、敷地の活用計画を策定するとしている。
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