コムテックス(富山県高岡市)は、施工管理アプリ「Kizuku/キズク」に新たに「安全衛生&労災機能」を追加し、今秋リリースする。
新機能では、入退場登録を「トーク画面への入退場スタンプによる打刻」「専用の電話番号へのコールによる打刻」の2種類から選択可能。入場の打刻後は、作業に合ったKY(危険予知)情報および安全作業前チェックリストを表示し、元請会社にて是正コメントの送信もできる。
安全帳票作成機能では、登録情報を活用し安全帳票「施工体制台帳作成建設工事の通知」「施工体制台帳」「工事作業所災害防止協議会兼施工体系図」「再下請負通知書(変更届)」「下請負業者編成表」「作業員名簿」を、全建・厚労省統一書式に準ずるフォーマットで自動出力する。ハウスメーカー・パワービルダー向けには、入退場データおよび月報・賃金の登録から、労災保険料の実賃算出が可能。みなし・実賃等判定し、一括有期事業報告書の形で出力できる。
同社は、2024年4月から適用される36協定の特別条項における労働時間の上限規制や、建設業法・関係法令に則ったコンプライアンス対策への市場ニーズを想定し、2021年度から機能開発に取り組んできた。建設業界では深刻な人手不足等からコンプライアンス対策が急務となっており、今回のリリースでは業務の効率化とともにコンプライアンスにも対応した機能を追加し、サービス形態を拡大する。
今後は、建設産業改革に関する動向に注目しながら、「顧客管理~電子受発注~施工管理~品質管理」などワンストップで使えるアプリ提供による建設DX推進を目指すとしている。
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