パナソニックホームズ、トヨタホーム、ミサワホーム、パナソニック建設エンジニアリング、松村組のホールディングス会社であるプライムライフテクノロジーズ(東京都港区)はこのほど、2050年までにカーボンニュートラルを実現することを宣言した。グループ全体で取り組みを進めていく。
同グループでは、これまで事業会社ごとに環境活動に取り組んできたが、グループのさらなる発展に向け、各社統一の全体方針を定めることとし、このほど、事業の中核である住宅事業において中間目標と重点取り組みを、また、建設・まちづくり事業においては中間目標などを策定した。
住宅事業においては、「2030年温室効果ガス排出量50%削減」を中間目標とし、新築戸建てにおけるZEH推進(2030年までにZEH比率90%を目指す)や集合住宅におけるZEH-Mの推進(2030年までに新築低層集合住宅におけるZEH-M比率50%を目指す)、エコリフォームの推進(一次エネルギー消費削減貢献量の30%増を目指す)などに重点的に取り組む。建設事業においては、「2030~40年のできるだけ早い段階で、温室効果ガス排出量を40%削減」を中間目標とし、建設現場における再生可能エネルギー由来電力の活用や重機・輸送車両などの非化石燃料化に取り組み、建設DXによる効率化、省資源化を通じて脱炭素を推進する。まちづくり事業においては、カーボンニュートラルに対応したサステナブルなまちづくりへの取り組みを推進する。
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