工務店・住宅業界のキーパーソンたちは、今の厳しい市場をどのように見つめ、それを乗り越えていくためにどのようなシナリオを描いているのか。
工務店経営者や住宅産業の各分野の専門家、経営コンサルタント、評論家など、さまざまな立場の方に4つの質問をぶつけ、回答・提言してもらった。自社の置かれている環境と照らし合わせながら多角的に読み解くことで、危機突破のヒントが見えてくるはずだ。
Q1.いま住宅業界が直面する危機とは?
A.
「つくり手の二極化拡大」と、「知識を持った住まい手とのミスマッチ」が起きている。常に情報を収集し、高い意識を持って家づくりをしているつくり手と、そうでないつくり手との差がますます大きくなっており、後者は、今までは通用していた営業トークに騙されなくなったエンドユーザーから選ばれない時代に入っている。
Q2.危機に対し、すぐにやるべきことは?
A.
住宅の基本性能として最低限必要なのは「構造」と「断熱・省エネ」の両方だ。どちらかだけが高くても片手落ちで、法改正等に大きな動きがある2022年度中にも、自社の仕様を「30年後も通用するレベル」に見直しておく必要がある。他社との差別化には、……
続きは「工務店のための危機突破読本2022」
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