トーコー(奈良県生駒市)は、都市部の狭小住宅向け換気商品「屋根面換気ユニット」をリニューアルして発売した。
平棟の長さが足りないために棟換気を設置できない都市部の狭小住宅に適した屋根面換気部材。
従来品は、ゲリラ豪雨のように短時間で強い雨が降った場合、屋根材から浸入した雨水が捨て水切りの水上側に溜まってオーバーフローする可能性があったため、新たに「ダブルベンチレーション構造」(特許出願中)を開発。それぞれが一定の防水・換気性能を発揮する「アッパー換気」「アンダー換気」の2つ換気部材を組み合わせることで、ゲリラ豪雨時にも安定した防水・換気性能が期待できるとする。
ゲリラ豪雨を想定した防水性能試験(6L/minの散水を10分間)と台風を想定した散水送風試験(降雨量240mm/h、風速30m/sの散水送風を10分間)において、小屋裏に漏水がないことを確認。
有効開口面積120cm2/本(有効長さ910mm)。適応屋根材は化粧スレート。今回のリニューアルにより受注生産品から在庫品に変更し、防火仕様のみ受注生産品とした。
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