岡村製作所(神奈川県横浜市)は、博物館や美術館の床・壁・天井・展示台などに使用することで、化学物質による劣化や害虫(ヒラタキクイムシ)から文化財を守る構造用合板「インセクターボード」を発売した。
接着剤には文化財保存において有害なアンモニアを排除。同時に殺虫効力の高いシフェトリン薬剤をマイクロカプセル化して混入処理することで、合板食害の要因となるヒラタキクイムシが製造段階以後に侵入しても殺虫効果を発揮する。
また、3週間のシーズニング(慣らし)を徹底し、ボード中の酢酸・ギ酸を「文化財保存空間の管理濃度指針」の基準値以下まで低減してから出荷。製造から出荷まで全工程を国内管理することで、高い安全性を確保する。ヒラタキクイムシから5年間の防虫保証付き。
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