総務省消防庁はこのほど、6月の「熱中症による救急搬送状況」を発表した。それによると全国の熱中症による救急搬送人員は1万5969人で、昨年6月の4945人と比較して1万1024人多くなったことがわかった。調査を開始した2010年以降、6月としては最も多い。
年齢区分別では、65歳以上の高齢者が8758人と最も多く54.8%を占めた。次いで18歳以上の成人が5230人(32.8%)、7歳以上の少年が1847人(11.6%)、乳幼児が133人(0.8%)と続いた。
発生場所別でみると、住居が最も多く6259人(39.2%)で、道路が2914人(18.2%)、公衆(屋外)1719人(10.8%)、仕事場(道路工事現場、工場、作業所等)が1667人(10.4%)の順となっている。
新型コロナの感染拡大の影響で救急搬送が困難な事案が増加しており、消防庁では熱中症予防行動のポイントとして、こまめな換気や適宜マスクをはずすことなどを呼び掛けている。消防庁「熱中症情報」はこちらから。
【お役立ち記事】
・【熱中症対策】役立つツール&情報まとめ
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。