生活産業研究所(東京都目黒区)は、太陽光発電用の日射・日影・反射光予測システムとして「SOLAR魚眼」「エコプランナープロ」の2種類を発売した。
太陽光発電では、周辺建築物の影による発電量の低下や反射光の影響など、深刻な問題を引き起こすケースもある。新製品はそうしたリスクを回避するもの。
「SOLAR魚眼」は、現場調査時に太陽光発電システムの設置予定面で魚眼レンズを使って撮影することで周辺状況を360度把握し、そのデータをもとに簡単に日影の影響を予測するシステム。これに加え、太陽光パネルから周辺への反射光の影響も予測できる。魚眼レンズ撮影はiPhoneやiPadでも可能。税込3万7800円(年間使用料、1ライセンス)。
「エコプランナープロ」は、3次元CADの「SketchUp」上で動作する日射量・反射光解析ツール。計画建物や周辺建物をモデルして日射量と影の影響をシミュレーションするほか、反射光の解析を行う。太陽光パネルの最適な配置の検討や屋上・壁面緑化における日射量の把握にも利用できる。税込18万9000円(年間使用料、1ライセンス)。
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