新建ハウジング最新号のトップ記事では、工務店の品質管理に迫ります。
現場管理のIoTロボットやVR(仮想現実)を企画開発するlog build(神奈川県藤沢市)は、事務所に居ながらリモートによる遠隔操作によって、ライブ中継で現場の品質管理を行うシステムLog Meet(ログミート)を開発しました。現場に行かない品質管理によって、現場監督の業務を効率化し、負担軽減と生産性向上が実現。家づくりのDX化が加速し、深刻化する人手不足の解消にも繋がります。
同社の関連会社であるecomo(同)が、昨年9月から実証実験を開始。建築未経験の女性社員でも年間50棟のリモート品質管理を出来る見込みであることがわかりました。一方、現場監督(30歳・経験5年目)は、年間15棟担当した場合、560時間以上の無駄を削減できることが判明しました。同社は、これらの結果を踏まえてログミートのサービス化にこぎつけました。早ければ9月にも全国の工務店に向けて提供開始する意向です。
池田憲昭さんによる連載「サステナブル建築談話Fromドイツ」では、“気候キラー”とも言われているセメントに切り込みます。世界のセメント産業は現在、CO₂排出の8%を占めており、全空運によって排出されるCO₂を超える量だといいます。脱炭素社会の実現にむけて、この問題を解決するための方法は「2つある」と提言。海外事例などを踏まえながら、解説します。
ニュースでは、LIXIL住宅研究所が実施した節電に関するアンケート調査結果や、20年先を見据えた日本の高断熱住宅研究会(HEAT20)の活動報告会などを詳報します。
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