工務店・住宅業界のキーパーソンたちは、今の厳しい市場をどのように見つめ、それを乗り越えていくためにどのようなシナリオを描いているのか。
工務店経営者や住宅産業の各分野の専門家、経営コンサルタント、評論家など、さまざまな立場の方に4つの質問をぶつけ、回答・提言してもらった。自社の置かれている環境と照らし合わせながら多角的に読み解くことで、危機突破のヒントが見えてくるはずだ。
Q1.いま住宅業界が直面する危機とは?
A.
情報格差やネットワークの規模が与える影響の程度に対する認識ギャップがあることが「危機」だ。同時に資材や人材の調達、業務効率化投資などにおいて「できる・できない」、「やる・やらない」という選択の積み重ねが現状に差を生じさせているが、まだ何とかなるなどと考える認識の「程度」の存在自体が「危機」だと考える。
Q2.危機に対し、すぐにやるべきことは?
A.
業務フローを排除・統合・入替・簡素化の観点で再点検すること。コスト高騰対策の調達の多様化や共同化などに比べ、自社内で完結できる(専門工事会社にも協力を仰ぐ必要はある)取り組みだからだ。もう一つは価値に見合った価格設定をする、言い換えれば……
続きは「工務店のための危機突破読本2022」
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