工務店・住宅業界のキーパーソンたちは、今の厳しい市場をどのように見つめ、それを乗り越えていくためにどのようなシナリオを描いているのか。
工務店経営者や住宅産業の各分野の専門家、経営コンサルタント、評論家など、さまざまな立場の方に4つの質問をぶつけ、回答・提言してもらった。自社の置かれている環境と照らし合わせながら多角的に読み解くことで、危機突破のヒントが見えてくるはずだ。
Q1.いま住宅業界が直面する危機とは?
A.
コロナ禍におけるウッドショックや、その他様々な資材の高騰に加え、1ドル135円台という24年ぶりの円安など、為替の影響も含めた短期的な原価の高騰が挙げられる。また生活者にとっても、生活必需品の価格高騰が起きている中で、住宅購入は今まで以上のハードルになっている懸念があるのではないか。
Q2.危機に対し、すぐにやるべきことは?
A.
原価が高騰しているのに、販売価格に転嫁できていない工務店は間違いなく経営状態が悪化している。まずは、本来設定している粗利益率にかなう販売価格に定め直すこと。その際、……
続きは「工務店のための危機突破読本2022」
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