ライフデザイン・カバヤ(岡山県岡山市)は7月25日、同社が開発した新住宅工法「CLTハイブリッド構法」を、同社の主力ブランド・カバヤホームの注文住宅にて展開、販売を開始した。
CLTハイブリッド構法は、木造軸組工法に耐力壁としてCLTパネルを組み込んだ、新木造軸組工法。5月にはCLT耐力壁の45分準耐火構造の国土交通大臣認定を取得済みで、準耐火構造の在来軸組工法においてCLTパネルの現し仕上げが可能となった。壁倍率換算3.0~7.0倍のCLT耐力壁で耐震等級3を確保するため、CLTパネルを適材適所に配置することで耐震性能を保持しながら間取りの自由度も実現。一般的な木造住宅のプランと比較すると、最大10畳分拡大できるという。内装を木質仕上げにすることで心理面、身体面・衛生面などで好ましい効果を期待できるほか、CO2排出量削減や森林保全に貢献できるともしている。同構法を採用した住宅は、全棟構造計算を実施し、安全性を見える化していく。
同社は、CLTを住宅にも導入することで他社との差別化、エンドユーザーへの認知度向上を図るとともに、SDGsの実現に貢献するとしている。
今後、他の部材でも国産材を積極的に使用し国産材使用率の向上を目指す。
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