エコロジーライフ花・直井建築工房(東京都台東区)は、東京スカイツリーにほど近い三ノ輪に拠点を構える。東京のど真ん中にある加工場で、国産無垢材を手刻みで加工しながら、創業から住む人の健康を考え尽くした自然素材をふんだんに用いる家づくりを貫いてきた。こだわりの住まいを求めて同社を「探し当ててくれる」施主と、二人三脚による家づくりを地道に続けている。
※この記事は、デジタル配信用に再編集したもので、掲載内容は取材時のものです。
「シックハウスの加害者?」 安全な住まいづくりを追求
社長の直井徹男さんが大学卒業後に就職した工務店は、高所得層が多いエリアで営業していたこともあり、高級な建材をふんだんに使用していたという。当時はバブルの時代だ。「ふと気が付くとカタログで家ができるような、建材メーカー主導の家づくりにだんだんシフトし、創意工夫の余地のない、ありきたりの家づくりがメインになっていた」。
直井さんには、「仕事を自分で請けてお客さんと直接話をして成約し、工事をするという最初から最後まで一貫して責任を持って仕事がしたい」という思いがあった。散々引き留められたものの「どうしても理想の家づくりがしたい」と1996年に独立を決めた。大工工務店の棟梁だった祖父から・・・・
この記事は、『新建ハウジング別冊・ワンテーママガジン2020年9月号 がんばる地場工務店』(2020年8月30日発行)P.26~に掲載しています。
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