工務店・住宅業界のキーパーソンたちは、今の厳しい市場をどのように見つめ、それを乗り越えていくためにどのようなシナリオを描いているのか。
工務店経営者や住宅産業の各分野の専門家、経営コンサルタント、評論家など、さまざまな立場の方に4つの質問をぶつけ、回答・提言してもらった。自社の置かれている環境と照らし合わせながら多角的に読み解くことで、危機突破のヒントが見えてくるはずだ。
Q1.いま住宅業界が直面する危機とは?
A.
30 年続いてきたデフレが終わり、完全なインフレ、円安が続いている。時代が続くのが前提として考えると工務店の戦略が180 度変わってくる。内需産業である住宅会社は、価格を転嫁=値上げできない会社は厳しい戦いが予想される。これまで続けてきた経営や家づくりのままだと、確実にジリ貧になっていく。
Q2.危機に対し、すぐにやるべきことは?
A.
原価高騰は外的要因のためコントロールが難しい。今後も続くと考えると、販促費を戦略的に描きながら、生産性を向上させることに尽きる。業務の棚卸しを行い、少数精鋭で生産性を高めながら、現場管理や設計、営業などの業務をデジタル化し、組織と家づくりのプロセス改革に取り組むことが必須だ……
続きは「工務店のための危機突破読本2022」
(2022年6月30日発行、定価1980円)でお読みいただけます。定期購読者の皆様には新建ハウジング6月30日号の付録としてお送りしています。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。