工務店・住宅業界のキーパーソンたちは、今の厳しい市場をどのように見つめ、それを乗り越えていくためにどのようなシナリオを描いているのか。
工務店経営者や住宅産業の各分野の専門家、経営コンサルタント、評論家など、さまざまな立場の方に4つの質問をぶつけ、回答・提言してもらった。自社の置かれている環境と照らし合わせながら多角的に読み解くことで、危機突破のヒントが見えてくるはずだ。
Q1.いま住宅業界が直面する危機とは?
A.
外部環境としての危機は、「住宅業界の収益モデルの崩壊」だと考える。市場減少、原価高騰、広告費増の三重苦により、同モデルが成立しづらくなること。また、DXの動きもそうだが、顧客・世の中の変化スピードが上昇しており、その変化に追いつける企業とそうでない企業が二極化している。
Q2.危機に対し、すぐにやるべきことは?
A.
2.収益モデルの再構築=営業利益 8%以上モデルに組みなおすこと。注文住宅事業の場合、粗利28%、売上高販管費率20%が1つの目安になると思う。それに関連して、1人当たり営業利益、売上高対広告宣伝費、棟当契約コストなど、あらゆる重点指標を再定義し、……
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