新建ハウジング最新7月20日号では、近年、住宅業界で賛否両論を巻き起こしている「プロ施主」に迫りました。
本紙が工務店に取材を進めていく中で、プロ施主に対して、「自分に都合のいい情報を切り貼りして、それが唯一の正解だと思い込んでいる施主はクレーマーでしかない」(福岡県・ 工務店 設計担当)「偏った知識を流布されると困る」(神奈川県・工務店社長)という声も。
一方、「独学で家づくりの知識を身につけた、これからの時代の施主」「プロ施主はハウスメーカーや工務店の家づくりを徹底的に調べた上で、 自社にたどり着き、検討してくれている。そうした顧客の数が多いということは、地域での評価のバロメーターとも受け取れる」といったポジティブな意見も聞こえてきます。
本紙では、プロである複数の工務店と、そして実際に自身の家づくりを終えてもSNSなどで発信しながら生活者に対する影響力を持つ「プロ施主」を取材しました。
また、オーガニックスタジオ新潟(新潟県新潟市)社長の相模稔さん、ラクジュ(神奈川県横浜市)社長の本橋哲幸さん、Raphael設計(栃木県宇都宮市)代表の神長宏明さん、gege(兵庫県姫路市)社長の金谷尚大にインタビューし、それぞれの「プロ施主」に対する見方を聞きました。
SNSで積極的に情報発信し、地域工務店とも交流がある、さぬきペンギン@高性能住宅マニア(Twitterアカウント名)さんのインタビューは必見です。
連載「最小人数で生き残るnano工務店の経営術」では、番外編として、木村光行さん(木村建造)、渡辺智紀さん(匠-TAKUMI)、天野洋平さん(天野保建築)―3人の大工工務店代表の取材をお届けします。
全員が大型パネル製造のウッドステーション内の研究会「大工の会」の中核メンバー。三者三様の取り組みをしているなかで、3人に大工の課題と未来像について聞きました。
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