国土交通省は7月14日、週休2日に取り組む営繕工事のうち、2021年度に完成した工事で9割以上で週休2日を達成したと発表した。
営繕工事に関しては政府の「働き方改革実行計画」に基づき、2017年度から週休2日の確保に取り組むとともに、翌2018年度から新たに労務費補正等の試行を行う「週休2日促進工事」を導入して継続してモニタリングを実施している。
このモニタリングの一環として行ったアンケートの結果によると、2021年度の対象工事175件のうち159件(90.9%)で週休2日を達成。前年度(78.9%)と比べて12.0ポイント増加した。達成できた要因としては「受発注者間で円滑な協議が実施されたため」「適正な工期設定がなされたため」が多く挙げられた。
一方、達成できなかった要因としては「施工中の不確定要素による遅延」「執務並行改修で、施工上の制約が大きいため」「前工程の遅れのため」が多く挙がっている。
国交省は「アンケート結果等を踏まえて、発注者の対応について引き続き必要な改善を図るとともに、週休2日の取り組みを一層推進」するとしている。
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