国土交通省は7月15日、中央建設工事紛争審査会が取りまとめた2021年度の全国の建設工事紛争取扱状況を公表した。紛争処理申請件数は、前年度比1件増の122件だった。
また、前年度からの繰越件数は102件あったため、2021年度の取扱件数は計224件。終了件数は107件となっており、117件が次年度繰越となった。
申請を当事者類型別でみると、個人発注者から請負人への請求が最も多く29件。2番目に多いのが「下請負人→元請負人」の26件で、前年度の17件から増加。「請負人→個人発注者」も前年度の12件から22件に増加している。
紛争類型別では「工事代金の争い」が最も多く46件。次いで、工事瑕疵31件、下請代金の争い21件などとなっている。
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