三菱地所ホーム(東京都港区)は、サステナブルな資源である「木」を活用し、幅広いフィールドで木造木質化を推進していく「KIDZUKI(キヅキ)」構想を始動した。同時に「KIDZUKI」のウェブサイトを開設した。
同取り組みでは、幅広い分野の事業者、行政や教育機関、クリエイター、木と身近に過ごす生活者がそれぞれの持つ課題とソリューションをシェアし、木に関する新たな共創が生まれるネットワークの形成を推進する。また、このネットワークを通じ、「木質製品や建築物などの“モノ”」「ワークショップや研究といった“コト”」「木造木質化の活性化による社会貢献の“イミ”」を創出するプラットフォームの構築を目指す。同社もネットワークの一員としてプロジェクトに参加し、積極的に木造木質化に取り組んでいく。
具体的な取り組みとして「木工プロダクト企画」や「地域活性化プロジェクト」などを実施する。「木工プロダクト企画」では、木工家具メーカーのカリモク家具(愛知県知多郡東浦町)と、国産材を活用したオリジナルプロダクトのプロトタイプを制作し、同社の新オフィスに設置。「地域活性化プロジェクト」では、横浜市栄区において、同社と玉川大学芸術学部との産学連携で、木製プロダクトを活用した地域の賑わい創出に取り組む。また、静岡県菊川市においても、同社・菊川市・玉川大学芸術学部の産学官連携で、木製プロダクトを活用したプロジェクトに取り組む。
同社では、CO2排出量を2030年度までに2019年度比で60%削減、また2050年までにネットゼロを達成する目標を掲げている。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。