国土交通省は7月31日、今後、同省が重点的に取り組んでいく主要政策の取りまとめを公表した。目指す価値として「持続可能な社会の実現」、「安全と安心の確保」、「経済活性化」、「国際競争力と国際プレゼンスの強化」の4つを提示。その実現に向け「低炭素・循環型システムの構築」をはじめとする8つの方向性に沿った具体的な政策を示した。予算要求や税制改正、制度改正などを通じて、施策の具体化を図っていく。
住宅分野では、ゼロエネ住宅の標準化(2020年度)、既存住宅の省エネリフォームを現在の2倍程度に増やす(2020年度)ことなどのほか、中古住宅流通の活性化に向け、インスペクション(建物検査)のガイドライン作成や、消費者に提供する不動産情報の充実などにも取り組んでいくことを盛り込んだ。
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