タマホーム(東京都港区)は7月11日、2022年5月期決算を発表した。売上高は前期比10.4%増の2407億円、営業利益は同8.1%増の118億円となり、売上高・営業利益ともに過去最高を更新した。また、当期累計の住宅(注文・分譲・リフォーム)の受注棟数・着工棟数・売上棟数は、それぞれ1万棟を超えた。受注・着工・売上すべてで1万棟を超えたのは創業以来初めて。資材価格の高騰で販売価格の見直しを行ったが、「価格上昇による消費者のマインド低下はなく、資材供給も滞ることなく計画通りの着工~引き渡しができた」とした。
住宅事業(注文・リフォーム)の売上高は、前期比10.4%増となる1927億円、営業利益は同12.6%減の52億円となった。注文住宅では、同社の戦略商品である「地域限定商品」と「期間限定商品」を中心に受注が好調に推移。着工の平準化策も順調に進んだが、ウッドショックによる木材価格の急騰で原価が上昇、また翌期に向けた受注獲得のために先行投資で広告宣伝費を増やしたことが影響し、利益は縮小した。
リフォームでは、築年数に応じた適切なリフォーム商品の提案や販売を進め、また、リモートワークをはじめとする生活様式の変化に対応したニーズに応じた提案にも努めたことで、増収増益となった。今後も、累計15万棟を超える豊富なストック情報をもとに最適な提案を行っていくとした。
2023年5月期業績予想は、売上高は前期比2.2%増の2460億円、営業利益は同9.3%増の130億円、経常利益は同5.3%増の130億円、当期純利益は同1.4%増の84億円を見込む。
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