不動産・住宅ポータルサイト「HOME’S」を運営するネクスト(東京都港区)は7月30日、住宅ローンの頭金の割合とその金額を調査・分析し、ランキング形式で発表した。
調査は、2011年7月1日〜12月30日までの間に購入希望物件の月々の返済額を試算する「HOME’S住宅ローンシミュレーター」を使ってシミュレーションした約37万5000件のデータを集計し、「物件価格に対する頭金の割合」「頭金として準備する金額」をランキング形式でまとめたもの。
「物件価格に対する頭金の割合」ランキングでは、1位「1割以下」(27%)、2位 「頭金なし」(23%)、3位「1〜2割以下」(17%)が上位を占めた。一般的に物件購入価格の2割以上を頭金として用意することが理想と言われるなか、約半数が頭金の割合を1割以下で検討していた。
「頭金として準備する金額」ランキングは、1位「1万〜300万円」(36%)、2位「0円」(23%)、3位「300万〜500万円」(14%)。これに「1000万〜3000万円」(10%)、「800万〜1000万円」(9%)と続き、貯蓄や資金援助などでしっかり頭金を準備する層も全体の2割にのぼった。
さらに、最近少なくなったと言われるボーナス支払いについては、83%が「ボーナス支払いなし」でシミュレーションを行っていることがわかった。
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