住まいの屋根換気壁通気研究会(理事長=神戸睦史・ハウゼコ社長)は6月23日、2022年度年次総会に合わせて、第1回住宅外皮マイスター資格試験合格者交流会を開催した。昨年度の初試験で合格した144人中、30人が参加し、受験理由や今後の抱負などを発表し合った。
住宅外皮マイスターは、木造住宅外皮の設計、施工等に必要な知識や技術を持った人材を認定する資格制度で、2021年度から運用を開始。カナダの法制度などを参照し、木造住宅の耐久性向上に資する、ビルディングエンベロープ(外皮)に関する職能の確保を目指す。
神戸理事長はあいさつで「第1回の手ごたえからすると、10年間(住宅外皮マイスター資格制度を)続ければ合格者は1400~1500人近くに上るだろう」と将来を予測し、「外皮マイスターが(耐久性向上の)起爆剤となると感じている」と述べた。
受験理由は“よりよい家づくり”のため
第1回の受験者は176人で、合格率は81.81%。業種別では工務店や専門工事業者が多く、職種別では設計、施工管理が多数を占めた。
交流会では、さまざまな業種・職種の合格者が代わる代わるスピーチを行った。100点満点中98点の高得点で合格した獅子倉工務店(埼玉県朝霞市)社長の獅子倉欣治さんは、かつての家づくりで顧客に不安を抱かせた経験から「これからは知識を生かし、末永く快適に暮らしていただける家を、ひとつでも多くつくりたい」と決意を表明した・・・・・
この記事は最新号『新建ハウジング紙面 7月10日号 7面』に掲載しています。
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