過去5年間に熱中症で亡くなった最多職種が建設業であることが、厚生労働省の調べて明らかになりました。
厚労省によると、2021年の死傷者と4日以上の休業を必要とする疾病者の数は561人で、このうち死亡者は20人。死亡災害のうち、建設業は11件と全職種で最多。2017年~2021年の過去5年間においても、死傷者878人で、そのうち死亡46人と、全職種で最も死亡災害が多い職種となっています。
異例の早さとなった梅雨明けで厳しい暑さが本格化する中、危険と隣り合わせの炎天下でも、現場を止めることはできません。職人たちの安全確保はどうしたら良いのか。いますぐに現場における安全対策を徹底的に見直し、強化を図る必要があります。本紙最新7月10日号1~3面では、行政、工務店、メーカーに取材し、現状と対策を追いました。
連載では、松尾和也さんが沖縄の木造住宅を研究する中で見えてきた本土の住宅の未来への対策について説くほか、鷲見製材社長の石橋常行さんが、家づくりで標準化している独自の「HIDAMARI GURAM」を紹介し、1081の決まりに込めた意義を解説します。
ウッドショックの動向も見逃せません。欧州産針葉樹KD製材、構造用集成材の日本向け輸出が依然として高値がついている中で、海上運航賃なども産地高に影響している模様です。激変する木材情勢をリポートします。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。