3Dプリンター住宅「sphere」を手掛けるセレンディクス(兵庫県西宮市)は、耐震構造設計のKAP(東京都千代田区)と、「世界最先端の住宅開発に関する基本合意書」を締結し、sphereの安全性、堅牢性を確保するための業務提携を開始した。
同提携による最初の取り組みとして、今夏に国内3Dプリンター住宅としては初となる耐震強度実験を予定。3Dプリンター住宅のグローバルコンソーシアムでは欧米のナレッジに注目が集まりがちだが、耐震の構造設計に関しては日本が大きな知見を持ち得る領域だとし、同実験では震度7の地震を想定した実大実験を実施する。既にセレンディクスでは住宅建築において重要な耐震性機能における特許を2件出願しているが、同実験により自社の耐震強度における技術力を更に強化し、3Dプリンター住宅の耐震領域において世界最高水準を目指す。
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