東リ(兵庫県伊丹市)は7月4日、ビニル系床材・カーペット・壁装材・カーテンと接着剤等の副資材の価格改定を9月20日受注分から実施すると発表した。値上げ幅は10%~15%。
同社は、原油価格高騰に伴う主要原材料価格の上昇により、2021年7月と2022年5月に販売価格の改定を行ったが、急激な円安進行などにより、同社製品の主要原材料となる国産ナフサ価格の騰勢が継続。加えて、塩ビ樹脂・可塑剤・ナイロン・ポリプロピレン等の原材料価格や、エネルギー・物流コスト、各種梱包資材等のコスト上昇も続いている。
このような事業環境のなか、さまざまな製造原価低減活動やコストダウンに取り組んでいるが、コスト上昇分を吸収することが極めて困難とし、今回第3回目となる取引価格の改定を実施する。
対象商品は、ビニル床タイル・ビニル床シート、カーペット、壁装材、カーテン、巾木・接着剤等の副資材。
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