住宅金融支援機構(東京都文京区)はこのほど、省エネリフォームに利用可能な融資「グリーンリフォームローン」の取り扱いを10月から開始すると発表した。
自ら居住する住宅、セカンドハウスまたは親族が居住するための住宅に、同機構の定める断熱改修工事または省エネ設備設置工事を行う場合に全期間固定金利で融資を行うというもの。なお、「断熱改修」してZEH水準を満たすリフォームは「グリーンリフォームローンS」として金利を引き下げる。
融資額は最大500万円でリフォーム工事費が上限。返済期間は10年以内。担保・保証、融資手数料は不要。適合証明検査機関の現場検査により、工事要件への適合を確認する。
2050年までのカーボンニュートラル実現に向け、住宅の省エネルギー性能の向上を図るため、新築住宅への省エネ基準適合義務化に加え、既存住宅の省エネリフォーム推進が求められている。同機構は、一定の基準を満たす省エネリフォームを対象とする「グリーンリフォームローン」を創設、提供することで既存住宅の省エネ推進を支援する。
9月上旬を目処に詳細が決まり次第、同機構ホームページにて案内する。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。