積水化学工業 住宅カンパニー(大阪府大阪市)は7月24日、賃貸オーナー向けに10kW超の太陽光発電システムを賃貸住宅に搭載する「BIGソーラー」の提案を開始した。7月からスタートした「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」を活用して大容量太陽光発電付き賃貸住宅の強化を図るもので、不動産収入+売電収入による「ハイブリッド経営」を提案していく。
BIGソーラーでは、発電した電力を賃貸オーナーがすべて売電する(買取期間20年、J-PECの補助金は適用外)ほかにも、発電した電力を入居者に配分して余剰電力を売電する(買取期間10年、J-PECの補助金適用)、共用部とオーナー宅で発電分を使い残りを売電する(同)―など、さまざまな売電プランの選択が可能。入居者が電力会社と契約して発電分を入居者に振り分けるプランでは、光熱費を大幅に削減できるため、入居者メリットが高く長期入居につながりやすくなるうえ、その分家賃をアップできるなどオーナーメリットも高まるという。
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