国土交通省は7月25日、省CO2の実現性に優れた先導的な住宅・建築分野の取り組みを支援する国の補助事業「住宅・建築物省CO2先導事業」の第1回分の採択結果を発表した。採択プロジェクト数は15件。戸建て住宅の新築では、協同組合東濃地域木材流通センターの「ZETH(Zero Energy Timber House)プロジェクト」など5件が選ばれた。
応募数は60件。事業の内容別では住宅・建築物の新築が50件を占めた。また、建物種別では、戸建て住宅が39件と最も多かった。
協同組合東濃地域木材流通センターの「ZETHプロジェクト」は、伝統工法である土塗壁と高断熱・高気密を融合し、気候にあわせたパッシブ設計、太陽熱利用、構造材への地域産材活用などを盛り込んだもの。地域の工務店による普及に取り組む点が評価された。
第2回分の募集は8月21日からの開始を予定。
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