アキュラホーム(東京都新宿区)の2021年度(2022年度2月期)の業績が過去最高の売上高となる541億6200万円(前期比17.1%増)、年間受注棟数も過去最高の2094棟となったことがわかった。
コロナ禍で在宅勤務が普及し、郊外での戸建てニーズや省エネ意識の向上など、暮らし方への意識が大きく変化するなか、同社グループは設計の自由度とコストパフォーマンスを両立した「超空間の家」を展開。ニーズに対応した住まいを適正な価格で提供するとともに、住宅の燃費を表示し、1年間の光熱費シミュレーションを元に差額を保証する「光熱費保証制度」を実施した。光熱費の負担増加から、断熱性能や太陽光発電への関心が高まっており、同社では暮らしの変化に寄り添った商品・サービスを開発、提供することで厳しい状況下でも好調を維持できたとしている。
社員の積極的な企業活動によって好調を維持できたとして、今年夏の賞与の平均支給額は前年同期比4.7%増とした。2020年度夏季賞与から2年間連続の支給額アップになるという。
同社グループは、ESG経営を基盤として、持続的な成長と企業価値向上を目指し、新規事業や事業領域の拡大を見据えた多くの先行投資を実施。純木造の新社屋などの実現に向けた新耐力壁の開発や、新たな総合展示場出展による事業活動拡大を図っている。2022年度は、これらの先行投資を活かし、今秋オープン予定の5階建てモデルハウスなど中規模木造建築の事業展開や、駒沢展示場(東京都)にオープンする最上級のモデルハウスの展開など、さらなる飛躍を目指し積極的な事業活動を推進するとしている。
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