石膏ボードなど建築資材を製造・販売するチヨダウーテは6月11日、筆頭株主でドイツ建材大手のクナウフグループが実施していたチヨダ株のTOB(株式公開買い付け)が成立し、6月10日に終了したと発表した。
クナウフはTOB前は、チヨダ株の45.28%を所有していたが、TOB成立後は93.16%まで取得。チヨダウーテを完全子会社化し、新たに親会社となる。チヨダの上場は廃止となる。
ともに石膏ボードを手がけるチヨダとクナウフは、2006年に資本・業務提携を開始。今回の完全子会社化により、クナウフの原料調達網を活かして価格競争力を高めるほか、石膏ボード事業の一体運営なども目指すとしている。