タカラスタンダード(大阪市)は、ビルダー向け商品・新築戸建てオーナー専用の独立ショールーム「オーナーズサロン神戸」(兵庫県神戸市)を7月1日にオープンする。専任のアドバイザーが対応する独立ショールームで、好調な新築戸建て部門のさらなる売り上げの拡大を図る。
これまでのビルダー向け商品・新築戸建てオーナー専用ショールームは、通常のショールームと併設のため、スペースや展示できる商品数に限りがあった。今回オープンする「オーナーズサロン神戸」は、約264m2の広さを確保し、標準仕様に近い商品やオプションを付けた場合の商品展示などを用意。ビルダーから売建住宅・注文住宅を希望する顧客まで、わかりやすい展示となっている。また、同社独自の「高品位ホーロー」の性能を確認できる什器なども用意。より顧客の希望に寄り添った提案ができるとしている。
同社は、2018年4月に新築戸建てを中心としたホームビルダー向け営業の専門部隊「関西特販支社」を設立。関西圏は施主自ら商品を選択する注文住宅や売建住宅の需要が高く、ホームビルダー向けショールームへの来場が順調なため、昨年、リフォーム向けショールームに併設する同施設を、同社初の独立ショールーム「オーナーズテラスうめきた」としてオープンした。専任のショールームアドバイザーによる質の高い接客や、充実した展示内容、予約枠の拡大などにより、確実な受注獲得に繋がっているという。今回、同様の需要が見込めるとして、神戸に独立ショールームを開設した。
同社は、住宅設備機器市場において「新築集合住宅市場」「新築戸建て市場」「リフォーム市場」の各市場別に組織を独立。専門分野に特化することで営業力・営業効率の向上を図るとともに、商品力強化などにも注力し、厳しい市場環境の中でも新築戸建て部門の売り上げを順調に伸ばしている。
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