サンゲツ(名古屋市)は6月17日、壁装材・床材・椅子生地の取引価格を10月1日受注分から改定すると発表した。値上げ幅は7%~12%。
同社は原材料価格や物流コストの上昇などから、2021年9月に第1次取引価格改定、2022年4月に第2次取引価格改定を実施したが、以降もエネルギーコストおよび塩ビ樹脂・ナイロンなどさまざまな素材価格が上昇し、構造的な需給逼迫が顕在化。インテリア業界においても、商品製造設備の老朽化や製造メーカー減少などで供給能力が低下、人件費の上昇も続くなどさまざまなリスク要因の高まりが収益に影響しており、さらなる価格改定が避けられない状況として三度目の値上げに踏み切った。
なお、カーテンについては、状況の進展を見極めたうえで、改めて通知するとしている。
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