松尾和也さん流エコハウス設計メソッドを毎月10日号でお届けする本連載。今回は、住宅設計のトレンドに潜む耐久性のリスクを解説します。
直近の3年ほどで、この25年間では最も速いスピードで住宅設計のトレンド(流行)が変化していると感じます。住宅設計の影響は30年以上続くので、トレンドに基づいてプランニングすべきではなく、何十年経っても飽きがこないようにする、また変化に追従しやすいように考えるべきだと思っています。
しかしながら、トレンドが変化していることは紛れもない事実です。インテリアにおいてはグレー基調が急速に進んでいることは言うまでもないでしょう。内部のプランにおいては、この25年間、圧倒的に多かったDKのT字形配置が主役の座を奪われつつあります。それに替わってアイランド型キッチンとダイニングが直線に並ぶ配置が急増しています。これに関しても、皆さんよくご存知かと思います。
今回の主題はこのような内部の話ではなく、外部から見た形の変化です。一つは下の図のような、中庭を含むプランです。1階だけがこうなっている場合もあれば、2階だけの場合も、1・2階とも、という住宅もあります。・・・・・
この記事は定期購読者限定の記事です。続きは『新建ハウジング2022年6月10日号 9面』に掲載しています。
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